ホーム›ブログ›心のはなし

変化を怖がってしまうのはなぜ? ― 潜在意識が現状維持を選んでしまう心の仕組み

変化を怖がってしまうのはなぜ? ― 潜在意識が現状維持を選んでしまう心の仕組みのイメージイラスト

あなたは今、
「このままではいけない」と分かっているのに、
なかなか一歩を踏み出せずにいませんか。

新しいことを始めたい。
今の人間関係を見直したい。
働き方を変えたい。
生活のリズムを変えたい。

そう思っているのに、
気づけばいつも同じ毎日を繰り返してしまう。

そんな自分に、
「意志が弱いのかな」
「自分はダメだな」
と、がっかりしたことがあるかもしれません。

でも、
それはあなたの意志が弱いからではありません。

むしろ、これまで一生懸命に自分を守ろうとしてきた心が、
今も一生懸命はたらいているだけなんです。

あなたにも、こんな経験はありませんか

たとえば、
今の職場に不満があるのに、
転職に踏み切れない。

合わない人間関係だと分かっているのに、
なかなか距離を取れずにいる。

新しい趣味や挑戦をしたいのに、
「今のままでいいか」と、
結局いつもの生活に戻ってしまう。

言いたいことがあるのに、
その場では飲み込んでしまい、
あとになってから、
「本当はこう言えばよかった」と、
一人で振り返ってしまう。

褒められても、
「そんなことないです」と、
つい謙遜してしまい、
素直に受け取れない。

友人の頑張っている姿を見て、
素直に応援したいのに、
心のどこかで焦りや劣等感を感じてしまう。

誰かに何かを頼みたいのに、
「迷惑かもしれない」と思って、
結局一人で抱え込んでしまう。

頼まれると断れずに引き受けてしまい、
あとになって「なぜ引き受けてしまったんだろう」と、
自分を責めてしまう。

こうした場面は、
日常の中に数え切れないほどあるのではないでしょうか。

こうした経験は、
決して珍しいものではありません。

多くの方が、
似たようなもどかしさを抱えながら、
毎日を過ごしています。

そしてそのたびに、
「自分は変われない人間なんだ」と、
自分にがっかりしてしまう。

でも、
それは本当にあなたのせいなのでしょうか。

「変われない」のは意志が弱いからではありません

私自身も、
昔は人に合わせすぎてしまうところがありました。

言いたいことがあっても、
その場でうまく言えなかったり、
本当は違うと思っていても、
「まあいいか」と自分の気持ちを押し込めてしまったり。

押しの強い人に何かを言われると、
うまく言葉が返せなくて、
黙ってしまうこともありました。

そんな自分を、
「こういう自分は嫌だな」と、
感じていた時期もあります。

今振り返ると、
それも「変わりたいのに変われない」という、
心の仕組みのひとつだったのだと思います。

人に合わせることが悪いわけではありません。
ただ、自分の気持ちをいつも後回しにしてしまうと、
少しずつ心が疲れていくことがあります。

意見をはっきり言う人を見ると、
うらやましいと感じつつも、
自分には無理だと思ってしまう。

頭では「変わりたい」「言いたい」と思っていても、
心の奥にある何かが、
それにブレーキをかけてしまう。

これは、
特別なことではなく、
多くの人の心に起きていることなんです。

潜在意識は「幸せ」より「安全」を優先してしまう

人の心、
とくに潜在意識と呼ばれる部分は、
「幸せかどうか」よりも、
「安全かどうか」を優先して判断する仕組みを持っています。

新しい環境、
新しい人間関係、
新しい挑戦。

それがどんなに素晴らしいものであっても、
「未知」であるというだけで、
潜在意識は危険信号を出してしまうことがあるんです。

新しい環境に飛び込むことを考えただけで、
胸がざわざわしたり、
理由のない不安を感じたりすることもあるかもしれません。

それは、潜在意識が「変化」を「危険」だと判断して、
体に信号を送っているだけなんです。

一方で、
今の状況がどんなに苦しくても、
それは「経験済み」の景色。

潜在意識にとっては、
「知っている」というだけで、
「安全」だと錯覚してしまう。

だから、
頭では「変わりたい」と思っていても、
心の奥では「今のままでいたい」という、
ブレーキがかかってしまうんですね。

たとえば、
言いたいことを我慢する習慣がある方は、
「言わないでいるほうが安全」だと、
心のどこかで学習してしまっている場合があります。

だから、
「今度こそ言おう」と決意しても、
いざその場面になると、
また同じように飲み込んでしまう。

これは、
意志の弱さではなく、
潜在意識が「安全」を選んでいるだけなんです。

人間関係でも同じことが起こります。
本当は距離を置きたい相手なのに、
「今さら関係を変えるのも怖い」と、
そのままの関係を続けてしまうことがあるんですね。

職場でも、
本当はやりたい仕事があるのに、
「今の立場を守るほうが安全」だと感じて、
一歩を踏み出せない方もいます。

これも、意志が弱いからではなく、
潜在意識が「安全」を優先しているサインなんですね。

幼い頃の思い込みが「変化は危険」を作ることがある

この仕組みは、
多くの場合、
幼い頃の経験がもとになっています。

たとえば、
子どもの頃に何かを変えようとして、
怒られたり、
笑われたり、
失敗して恥ずかしい思いをしたことがあると、

「新しいことをするのは危険だ」
「今のままでいたほうが安全だ」
「目立つと傷つく」

という思い込みが、
無意識のうちに心に刻まれてしまうことがあります。

たとえば、幼い頃に「わがまま」と言われた経験があると、
自分の欲求を出すこと自体に、
罪悪感を覚えてしまうこともあります。

また、
自分の意見を言ったときに、
否定されたり、
無視されたりした経験があると、

「言わないほうがいい」
「合わせていたほうが安心」

という思い込みが、
インナーチャイルドの中に残ってしまうこともあります。

「良い子でいなければ愛されない」という思い込みも、
同じように行動を縛ってしまうことがあります。

この思い込みは、
本人が忘れてしまっていても、
大人になった今も、
静かに行動にブレーキをかけ続けます。

だからこそ、
「頑張って変わろう」と気合を入れるだけでは、
なかなかうまくいかないことが多いんです。

意識の上でどんなに前向きに考えようとしても、
インナーチャイルドが傷ついたまま、
思い込みがそのままでは、
なかなか心から変わることができません。

ただ、この思い込みは、
生まれつきのものではなく、
あとから作られたものです。

作られたものだからこそ、
気づき方や向き合い方によって、
少しずつゆるめていくことができます。

こうした思い込みは、
成長する中で自然に薄れていくこともありますが、
大人になっても根強く残ってしまう場合も少なくありません。

気持ちが変わると、行動は自然と変わっていきます

私がこの仕事をしてきて、
一番実感していることがあります。

それは、
気持ちが変わると、
行動は自然と変わっていく、ということです。

自分責めがなくなると、
「こんなに毎日が楽しいのですね」
と話してくださる方がいます。

心の奥の思い込みがゆるむと、
「やりたいことができるようになった」
「言いたいことを言えるようになった」
「嫌なことをきちんと断れるようになった」
という声も、
たくさん届いています。

中には、
ご本人だけでなく、
ご家族まで明るく元気になった、
という方もいらっしゃいます。

「こんなに心も体も軽やかでスッキリするんですね」
と驚かれる方も少なくありません。

これは、
無理に気合で頑張ったからではありません。

心の奥にある思い込みが少しゆるんだことで、
行動が自然についてきた、
ということなんですね。

「やりたい」「言いたい」という気持ちは、
多くの場合、なくなったわけではなく、
心の奥で静かに眠っているだけなんです。

自分でも気づかずに眠らせている「やりたい」「言いたい」という気持ちを、
少しずつ掘り起こしていくお手伝いをする。
それが私の役割だと思っています。

「楽しい」と感じながら毎日を過ごせることは、
特別なことではなく、
誰にでも取り戻せるものだと思っています。

誰かと比べて落ち込む毎日より、
「今日も楽しかった」と思える毎日のほうが、
ずっと豊かだと感じています。

一人で「変わろう」「前向きになろう」と、
言葉を意識的に繰り返すだけでは、
なかなか変化を感じられないことがあります。

なぜなら、
その思い込みは、
「考え」ではなく、
もっと深いところ、
潜在意識の領域に根を張っているからです。

意識の上でどんなに「変わろう」と思っても、
潜在意識のブレーキがそのままでは、
車で言えばアクセルとブレーキを、
同時に踏んでいるような状態になってしまいます。

今日からできる小さな一歩

とはいえ、
今日からできることもあります。

いつも通る道を、
少しだけ変えてみる。

いつもなら我慢することを、
ひとつだけ口に出してみる。

褒められたときに、
「そんなことないです」ではなく、
「ありがとうございます」と、
一度だけ言ってみる。

そんな小さな変化の積み重ねが、
「変わっても大丈夫なんだ」という安心感を、
少しずつ心に育てていきます。

すぐに大きく変わろうとしなくて大丈夫です。

小さな一歩を続けていくことで、
心も少しずつ、
「もう安全なんだ」と学んでいきます。

その眠っている気持ちに気づき、
少しずつ形にしていくことで、
毎日の中に「楽しい」と感じる瞬間が増えていきます。

そんな自分に気づくだけでも、
心はすでに変わり始めています。

あなたのペースで、少しずつで大丈夫です。
焦らなくていいんですよ。
一つずつ、丁寧に進んでいきましょう。

そのうえで、
もし心の奥にある思い込みそのものを、
自分の力だけで見つめるのが難しいと感じたら、

まずはプチ体験セッションで、
悩みの原因と今の状況を、
一緒に整理することもできます。

一人で頑張り続けなくて大丈夫です。

あなたの中には、
まだ気づいていない、
「やりたいこと」や「言いたいこと」が、
きっと眠っています。

その気持ちに、
少しずつ気づいていくことから、
始めてみませんか。

First Step

まずは、お話を聞かせてください

「何から話せばいいか分からない」——それで大丈夫です。
うまく言葉にできないところから、一緒にほどいていきましょう。