「やってみたい」があるのに動けないあなたへ ― 挑戦を止めてしまう心の仕組み
「でも……」が先に浮かんでしまうあなたへ
誰にも言えないまま、
心の中だけにしまっている気持ちが、
きっとあるのではないでしょうか。
心の中に、ずっと気になっていることはありませんか。
新しい仕事に挑戦してみたい。
習い事を始めてみたい。
自分の意見をちゃんと伝えてみたい。
そう思う瞬間はあるのに、
「でも、うまくいかなかったら」
「でも、どう思われるだろう」
そんな声がすぐに追いかけてきて、
結局、一歩を踏み出せないまま時間だけが過ぎていく。
そんなご自分に、心当たりはありませんか。
やってみたい気持ちはちゃんとあるのに、
なぜか行動に移せない。
それは、あなたのやる気が足りないからでも、
根性がないからでもありません。
たとえば、
ずっと気になっている資格の勉強を先延ばしにしている。
本当は行きたいセミナーがあるのに、申し込みボタンを押せない。
会議で「本当はこう思う」があるのに、発言できずに終わってしまう。
こうした場面に、心当たりのある方は多いのではないでしょうか。
「私は行動力がない人間なんだ」
そんなふうに、
ご自分にレッテルを貼ってしまってはいませんか。
ですが、行動できないことと、
あなたの価値とは、まったく別のことです。
動けないのは、性格のせいではありません
「私は昔から臆病だから」
「意志が弱いから」
そんなふうに、ご自分を責めてしまう方は少なくありません。
ですが、挑戦できない、一歩が踏み出せないというのは、
性格の問題ではなく、心の仕組みの問題であることがほとんどです。
私自身も、以前は自分の気持ちを言葉にできず、
飲み込んでしまう時期がありました。
「それは違うよね」と思っても言えなかったり、
押しの強い方に何かを言われると、
とっさに言葉が出てこなかったり。
言いたいことも、やりたいことも、
同じように心の奥にしまい込んでしまう。
そういうお気持ち、よくわかります。
そしてこれは、私だけの話ではないと感じています。
多くの方が、
「本当はやってみたいのに」
「本当は言いたいのに」
と思いながら、その気持ちにふたをして毎日を過ごしています。
心の中でどれだけ「やりたい」と思っていても、
それを外に出さないままでいると、
やがて自分でも、
その気持ちがあったことすら忘れてしまうことがあります。
「またできなかった」
「私はいつもこうだ」
そんなふうに、
動けない自分を、さらに責めてしまうこともあるかもしれません。
ですが、その自分責めが、
次の一歩をますます重くしてしまいます。
「私だって本当はやってみたい」
そう思いながらも、
一歩を踏み出せずにいる自分を、
どこかで恥ずかしく感じてしまうこともあるかもしれません。
ですが、それは誰にでも起こりうる、
とても自然な心の反応です。
幼いころの記憶が、行動にブレーキをかけている
なぜ、やりたい気持ちがあるのに動けないのでしょうか。
これは、潜在意識の仕組みから説明することができます。
潜在意識は、変化よりも「今のまま」を選ぼうとする性質を持っています。
新しいことに挑戦するというのは、
潜在意識にとって「未知」であり、
未知は「危険かもしれないもの」として扱われやすいのです。
さらに、幼いころの経験が大きく関わっていることもあります。
小さいころ、何かに挑戦して失敗したときに、
笑われたり、がっかりされたり、
「そんなこともできないの」と言われたりした記憶が残っていると、
「挑戦する = 傷つくかもしれない」
という思い込みが、心のどこかにできあがってしまいます。
たとえば、
発表会で緊張して失敗し、
まわりから笑われた記憶。
作った作品を「下手だね」と言われた記憶。
手を挙げて発言したら、
「間違えてるよ」と強く否定された記憶。
こうした記憶は、
特別な出来事でなくても、
子どもの心には大きく残ることがあります。
あるいは、誰かの前で自分の意見を言って、
強く否定された経験や、
恥ずかしい思いをした記憶が残っていることもあります。
そうした記憶は、大人になったころには、
本人もすっかり忘れていることが多いものです。
ですが、忘れていても、
潜在意識の中にはしっかりと残っていて、
「また同じことが起きるかもしれない」と、
静かにブレーキをかけ続けています。
大人になった今、
頭では「やってみたらいいのに」とわかっていても、
心の奥にあるその思い込みが、
無意識にブレーキを踏んでしまうのです。
これは、あなたの意志が弱いからではありません。
小さいあなたが、自分を守るために身につけた、
とても自然な仕組みなのです。
こんな思い込みに、心当たりはありませんか
心の奥にある思い込みは、人によってさまざまです。
たとえば、こんな思い込みに、
心当たりはありませんか。
「目立つと、叩かれる」
「完璧にできないなら、やらないほうがいい」
「一番でなければ、意味がない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「わがままを言うと、嫌われる」
どれか一つでも、
「あ、これかもしれない」と感じるものがあれば、
それがあなたの行動にブレーキをかけている、
思い込みの正体かもしれません。
こうした思い込みは、
決してあなたが弱いからできたものではありません。
小さいころのあなたが、
その環境の中で懸命に生き抜くために、
自分を守るために身につけた知恵だったのです。
言葉だけでは、なかなか変わらない理由
「前向きに考えよう」
「勇気を出そう」
そう自分に言い聞かせて、
一時的にやる気が出た経験がある方もいらっしゃると思います。
ですが、しばらくすると、
また元の「動けない自分」に戻ってしまう。
そんなふうに感じたことはありませんか。
「頑張って前向きに考えましょう」
そう言われても、
なかなかそんな気持ちにはなれない。
それも、当然のことです。
傷ついたままのインナーチャイルドを置き去りにして、
前だけを向こうとしても、
心はついてきてくれないからです。
これは、意志の力が足りないからではなく、
言葉で自分を励ますだけでは、
心の奥にある思い込みそのものは変わっていないからです。
インナーチャイルドが傷ついたまま、
小さいころの思い込みがそのまま残っていると、
どれだけ「頑張ろう」と言い聞かせても、
心の奥では「怖い」「危ない」という信号が出続けてしまいます。
これでは、なかなか前向きな気持ちにはなれませんし、
挑戦することを心から楽しめません。
アファメーションやポジティブな言葉を、
毎日繰り返している方もいらっしゃると思います。
それ自体は、決して悪いことではありません。
ただ、心の奥にある思い込みがそのままであれば、
言葉の効果は長く続きにくいものです。
頭で考えるやり方と、
心の奥にある思い込みとの間には、
それくらい大きな距離があります。
必要なのは、根性や気合いではなく、
その思い込みが生まれた場所まで、
そっと戻ってあげることなのかもしれません。
小さな一歩から始めてみる
いきなり大きな挑戦をする必要はありません。
たとえば、
気になっていたことを、紙に書き出してみる。
「やってみたい」と、声に出してつぶやいてみる。
信頼できる人に、その気持ちを話してみる。
そんな小さなことで十分です。
大切なのは、
結果を出すことよりも、
心の奥にある気持ちを、外に出してあげることです。
外に出した気持ちは、
少しずつ形になっていきます。
一歩が小さくても、
その一歩を踏み出せたという経験そのものが、
「自分にもできる」という新しい記憶を、
心の中に積み重ねていってくれます。
気持ちが変わると、行動が変わっていく
私がこの仕事をしていて、いちばん実感していることがあります。
それは、「気持ちが変わると、行動が変わる」ということです。
セッションを受けられた方からは、
「ずっとやりたかったことに、やっと手をつけられました」
「言いたいことが言えなかったのに、自然と言葉が出るようになりました」
「自分の気持ちを大切にできるようになって、嫌なことを断れるようになりました」
といったお声をいただいています。
中には、
「自分責めがなくなると、こんなに毎日が楽しいのですね」
「こんなに心も体も軽やかでスッキリするんですね」
とおっしゃる方もいらっしゃいました。
ご本人だけでなく、ご家族まで明るく、優しく、元気になったというお話を伺うこともあります。
心の奥にある思い込みがゆるむと、
無理に頑張らなくても、
自然と行動が変わっていきます。
「やらなきゃ」ではなく、
「やってみたい」という気持ちのまま、
一歩を踏み出せるようになる。
そんな瞬間に立ち会えることが、
この仕事をしていて本当によかったと思う理由です。
今日は秋分の日です
今日は秋分の日ですね。
なんだか気持ちがもやもやしたり、
心がざわざわしたり。
やけに眠かったり、
理由もなく落ち込んだり。
そんなふうに感じている方も、
いらっしゃるかもしれません。
でも、心配しないでくださいね。
秋分の日は、運気が切り替わる節目です。
この時期にそういう状態になりやすい人は、
とても多いんですよ。
それは、新しい波に、
あなた自身がついていこうとしているから。
心が先に動きはじめていて、
体がなかなかついていかない、
ということもあります。
あなただけではありませんから、
どうか心配しないでくださいね。
一人で抱え込まなくても大丈夫です
「やってみたい」という気持ちは、
あなたが本当は望んでいることを、
ちゃんと教えてくれているサインです。
その気持ちに、ふたをしたままにしておく必要はありません。
とはいえ、心の奥にある思い込みは、
自分ひとりで気づいたり、ゆるめたりするのが難しいことも多いものです。
本を読んだり、
自分に言い聞かせたりするだけでは、
なかなか届かない場所に、
その思い込みはあります。
「わかっているけど、変えられない」
そう感じるのは、あなたが頑張っていないからではなく、
それだけ根が深いところに、思い込みがあるからです。
それでも、
「何から始めたらいいかわからない」
と感じる方もいらっしゃると思います。
そんなときは、
どうぞ一人で抱え込まないでください。
まずはプチ体験セッションで、
悩みの原因と、今のお気持ちを一緒に整理してみませんか。
一人で頑張り続けなくても、大丈夫です。
ここまで読んでくださったあなたは、
きっと本当は、
「変わりたい」「動きたい」という気持ちを、
ちゃんと持っている方だと思います。
その気持ちを、
どうかそのまま大切にしてあげてください。
あなたの中で眠っている「やってみたい」を、
少しずつ一緒に掘り起こしていけたらと思っています。
焦らなくて大丈夫です。
あなたのペースで、
少しずつ、自分の気持ちに気づいていく。
それだけで、毎日の景色は、
少しずつ変わり始めます。
それが、これからのあなたを、きっと支えてくれます。