楽しくないのに笑ってしまう…愛想笑いがやめられない心の仕組みと、安心して自分らしくいるために
あなたは今、本当は楽しくないのに、笑顔をつくっていませんか?
人と話しているとき、気づくと口角だけ上げている。
面白いと思っていないのに、「あはは」と笑ってしまう。
そして一人になった途端、顔がすっと元に戻って、どっと力が抜ける。
そんな自分に気づいて、ふとがっかりしてしまうことがあるかもしれません。
「どうして私は、正直になれないんだろう」と。
まず最初に、お伝えしたいことがあります。
それは、あなたが悪いのではない、ということです。
愛想笑いは、悪いことではありません
愛想笑いと聞くと、「うそをついているみたいで嫌だな」と感じる方が多いかもしれません。
けれど、見方を変えてみると、愛想笑いは「その場の空気をやわらかくしたい」という、やさしい気持ちから生まれています。
相手を傷つけたくない。
気まずくなりたくない。
場をなごませたい。
そんな思いやりがあるからこそ、笑顔という形になって表れるんですよ。
ですから、愛想笑いをしてしまう自分を、責める必要はまったくありません。
ただ、こんな場面が増えてくると、心はだんだん疲れてしまいます。
- 面白くない話に、何度も笑って合わせてしまう
- 困っているのに、にこにこして「大丈夫です」と言ってしまう
- 嫌なことを言われても、笑ってやり過ごしてしまう
- 帰り道に、どっと力が抜けて何も考えられなくなる
笑顔のうしろで、本当の気持ちが置き去りになっているのかもしれません。
それが続くと、「自分の気持ちが、自分でもよく分からない」という感覚につながることもあります。
どうして、笑ってしまうのでしょう?
人の心には、顔に見える「顕在意識」と、その奥にある「潜在意識」があります。
普段、私たちが「こうしよう」と考えて動いているのは、ほんの一部です。
実は、毎日の反応のほとんどは、潜在意識に入っている思い込みによって、自動的に決まっているんですよ。
そして、その思い込みの多くは、幼い頃につくられます。
たとえば、小さな子どもは、周りの大人の表情をとてもよく見ています。
笑っていると、まわりの大人が喜んでくれる。
機嫌よくしていると、場が穏やかになる。
反対に、泣いたり怒ったりすると、空気が重くなることがある。
子どもは、そういう小さな出来事の中から、こんなふうに学んでいくことがあります。
「笑っていれば、嫌われない」
「機嫌よくしていれば、ここにいていい」
「本当の気持ちは、出さないほうが安全」
これは、まだ幼い心が、安心して過ごすために身につけた知恵でした。
ですから、間違いではないんです。
ところが大人になっても、この思い込みは潜在意識の中に残ったまま、静かに働き続けます。
もう守ってもらわなくても大丈夫な場面でも、「笑っておこう」と心が自動的に動いてしまうんですね。
つまり愛想笑いは、あなたの性格の問題ではなく、幼い頃の自分が、今も一生懸命あなたを守ろうとしている姿なのかもしれません。
「やめよう」と頑張っても変わりにくい理由
「もう愛想笑いはやめよう」
「正直な自分でいよう」
そう決意しても、いざ人の前に出ると、また笑ってしまう。
そんな経験はありませんか。
それは、あなたの意志が弱いからではありません。
潜在意識にある思い込みは、「それが自分を守る方法だ」と信じて働いています。
ですから、頭で「やめよう」と決めても、心の奥ではブレーキがかかったままなんです。
同じように、「ありのままの自分でいい」「私は大丈夫」と、一人で言葉を唱え続けても、なかなか実感がともなわないことがあります。
言葉だけが上滑りして、「やっぱり変われない」と、かえって自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。
とくに、インナーチャイルド(幼い頃の傷ついた気持ち)が癒えないままだと、「安心していいよ」と言われても、心が本当には受け取れないんですよ。
ですから、「頑張って前向きに考えましょう」では、変わりにくいのです。
大切なのは、頑張って考え方を変えることよりも、心の奥にある思い込みそのものに、やさしく光を当てることだと私は考えています。
今日からできる、小さな3つのこと
ここからは、一人でもできる小さなことをご紹介しますね。
どれも、無理にやる必要はありません。
できそうなものがあれば、気軽に試してみてください。
1. 一人のときに、ふつうの顔で過ごす
家の中や、誰も見ていない場所では、口角を上げようとせず、力の抜けた顔でいてみてください。
「笑っていなくても、ここにいていいんだ」という感覚を、少しずつ体に覚えさせていくんですよ。
2. 笑ったあとの気持ちに、気づいてあげる
愛想笑いをしたあとに、「今、ちょっと無理したな」と心の中でつぶやいてみてください。
責めるのではなく、ただ気づくだけで大丈夫です。
気づいてもらえた気持ちは、少しずつ落ち着いていきます。
3. 自分にねぎらいの言葉をかける
夜、一日を終えるときに、「今日もよくやってるね」と自分に声をかけてあげてください。
「大好きだよ」と言えたら、もっといいですね。
笑顔で場を守ってきた自分に、やさしい言葉を返してあげましょう。
気持ちが変わると、行動が変わります
私は、これまで多くの方のお話をうかがってきて、ひとつ強く感じていることがあります。
それは、「気持ちが変わると、行動が変わる」ということです。
実際にセッションを受けてくださった方からは、こんな声が届いています。
「自分が把握していない思い込みがこんなにたくさんあって、相手はそんなに気にしていないのに、自分で勝手に自分を責めたりしていたんだな、と気づきました」
「家族まで明るく、やさしく、元気になりました」
心の奥にある思い込みがほどけていくと、無理に笑わなくても、人といられるようになります。
言いたかったことが、すっと口から出るようになる。
やりたかったことに、気軽に手が伸びるようになる。
そして、まわりの人にも、その穏やかさが伝わっていくんですね。
私は、人に合わせすぎて、言いたいことが言えなかった時期がありました。
だからこそ、「本当は言いたい」「本当はやりたい」を飲み込んでいるあなたの気持ちが、よく分かります。
生きている限り、楽しいと感じながら過ごしたいですよね。
「私なんて」と落ち込む毎日より、「今日も楽しかった」と一日を終えられる毎日のほうが、ずっといいと思うのです。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です
私がご提供している「ミラクルセッション」は、私自身の経験と斎藤一人さんの教え、その場でのひらめきを、ヒプノセラピー(催眠療法)と融合させた、独自のセッションです。
ヒプノセラピーでは、深くリラックスした状態で、潜在意識にやさしく触れていきます。
愛想笑いの奥にある「笑っていないと嫌われる」という思い込みが、いつ、どんなふうにできたのかを、安心できる中で見つめ直していきます。
自分でも気づかずに眠らせている「やりたい」「言いたい」を掘り起こして、それを自分で叶えていけるようになること。
それが、私のいちばんの願いです。
「セッションを受けてみたいけれど、いきなりは不安」という方は、まずはプチ体験セッションで、悩みの原因と今の状況を一緒に整理できます。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です。
これまで、笑顔で場を守ってきたあなたは、もう十分にやさしい人です。
これからは、そのやさしさを、あなた自身にも向けてあげませんか。
あなたが、ふつうの顔のままで「楽しい」と感じられる日が、きっとやってきますよ。