頼まれごとを断れなくて、いつも自分の時間がなくなってしまうあなたへ
そのやさしさ、あなたが悪いわけではありません
「大丈夫です」と、気づけばいつも答えてしまう。
そんなことはありませんか。
手帳を開くと、そこにあるのは人にお願いされた予定ばかり。
自分のためだけの時間は、いつも後回しになっている。
そんな毎日を送っているとしたら、それはあなたが弱いからでも、都合よく扱われているからでもありません。
人の頼みを断れないのは、相手の気持ちを大切にできる、あなたのやさしさの表れでもあるんです。
ただ、そのやさしさが自分を後回しにするところまでいってしまうと、少しずつ心と体が疲れていきます。
例えば、忙しいときに頼まれごとを引き受けてしまい、後で自分の予定を削ってしまう。
本当は気が乗らない誘いなのに、「行きます」と即答してしまう。
職場で仕事を頼まれると、すでに手一杯でも「大丈夫です」と言ってしまう。
家族や友人から頼られると、断る自分を想像しただけで胸がざわつく。
誰かに頼られること自体は、決して悪いことではありません。
ただ、それが「断れないから引き受けている」のだとしたら、少し立ち止まってみてもいいのかもしれません。
こうした場面に、一つでも心当たりがあるなら、あなたの心はきっと、ずっと頑張り続けてきたのだと思います。
そのことを、まず知っておいてほしいと思います。
なぜ「断る」が、こんなに怖いのか
「いいですよ」と言ったあとで、心の中で「本当は無理だったのに」とつぶやいたこと、ありませんか。
断ることは、ただの一言のはずなのに、なぜあんなに重く感じてしまうのでしょう。
それは、断ることが「相手をがっかりさせる」「嫌われる」というイメージと、潜在意識の中で強く結びついているからです。
頭では「今回は無理」と分かっていても、口が先に「大丈夫です」と動いてしまう。
これは意志が弱いからではなく、潜在意識が「断る=危険」と覚え込んでしまっているからなんですよ。
断ったあとに相手がどんな顔をするか、想像しただけで苦しくなることもあります。
けれど、その怖さの多くは、今のあなたに必要なものではなく、過去に置いてきていいものなんです。
潜在意識は、子どもの頃に経験したことをもとに、「こうすれば安全」というルールを作っていきます。
たとえば、小さい頃に誰かの頼みを断って、その場の空気が気まずくなってしまった経験。
その時に感じた気まずさが、そのまま心の奥に残ってしまうことがあります。
すると潜在意識は、「頼まれごとは断らないほうが安全」と覚えてしまうんです。
大人になった今も、そのルールがそのまま働き続けていることがあります。
私自身も、人に合わせすぎてしまう時期がありました。
「それは違うな」と思っても、それをうまく言葉にできなかったこともあります。
だから、断れずに苦しくなる気持ちは、私にもよく分かるんです。
そのルールは、あなたを守るために作られたものであって、責めるためのものではありません。
そのことに気づくだけでも、心はほんの少し軽くなっていきます。
けれど本当は、あなたの価値は、頼みごとを引き受けるかどうかで決まるものではないんです。
「わがままを言ってはいけない」「人の役に立たなければ」という思い込みが強い人ほど、頼まれごとを断りにくくなる傾向があります。
真面目で責任感がある人ほど、自分よりも相手の都合を優先してしまいがちです。
がんばり屋さんほど、「これくらい自分がやれば」と、つい引き受けてしまうこともあります。
そのがんばりが悪いわけではなく、ただ、少しだけ自分にも同じやさしさを向けてほしいと思うんです。
それも、あなたのやさしさが持っている、素敵な一面なんですよ。
ずっと引き受け続けていると、心はどうなるか
頼まれごとを断れないまま毎日を過ごしていると、気づかないうちに疲れがたまっていきます。
「自分の時間がない」と感じながらも、それを誰にも言えずにいることもあるかもしれません。
表面では笑っていても、心の中では小さな不満が積み重なっていくこともあります。
その不満は、ある日突然、涙や体調のサインになって出てくることもあるんです。
それは弱さではなく、あなたの心が「もう限界だよ」と教えてくれているサインなんですよ。
がんばり屋の人ほど、その限界のサインに気づくのが遅れてしまうことがあります。
だからこそ、早めに自分の気持ちに気づいてあげることが、何より大切なんです。
断れないままでいると、本当はやりたかったことに使う時間が、少しずつ削られていきます。
好きな本を読む時間、ゆっくりお茶を飲む時間、誰にも気を遣わずに過ごす時間。
そうした時間が、気づけば人の頼みごとに置き換わっていることはありませんか。
それは、あなたの人生の主役が、いつの間にか自分ではなく、周りの人になってしまっているということでもあります。
もう一度、自分の時間を、自分の手に取り戻していいんですよ。
一人で「変わろう」と唱えるだけでは、なかなか変わらない理由
「断る練習をしよう」「もっと自分を大事にしよう」
そう頭で考えて、何度も自分に言い聞かせたことがある方もいるかもしれません。
けれど、いくら前向きな言葉を唱えても、なかなか行動が変わらない。
そんな経験はありませんか。
それもそのはずで、潜在意識に刻まれたルールは、表面の言葉だけではなかなか書き換わらないからです。
本人も気づいていない深いところに、そのルールがしまい込まれているからなんですね。
「言葉を変える」ことと「潜在意識のルールを書き換える」ことは、実は少し違うことなんです。
表面だけを変えようとしても、奥のルールが同じままだと、また同じパターンに戻ってしまうことがあります。
潜在意識は、普段意識している「顕在意識」よりもずっと大きな部分を占めていると言われています。
過去の経験から作られたルールは、この潜在意識の奥深くにしまい込まれています。
だからこそ、頭で考える言葉だけでは、なかなか届きにくい場所にあるんです。
頭で「変わりたい」と思う気持ちと、実際に行動できることの間には、この潜在意識という大きな存在があるんです。
私自身の経験や、その場でのひらめきによるアドバイスを、ヒプノセラピーと組み合わせているのが、ミラクルセッションです。
リラックスした状態で、潜在意識に眠っているルールそのものに、やさしく働きかけていきます。
気持ちが変わると、行動も変わっていきます
これまでミラクルセッションを受けてくださった方から、こんな声をいただくことがあります。
「自分の気持ちを大切にして、嫌なことを断れるようになりました」
「自分責めがなくなったら、こんなに毎日が楽しいんですね」
気持ちの奥にあるルールがゆるむと、無理をしなくても自然に行動が変わっていく。
そのことを、私は皆さんの変化を見るたびに実感しています。
行動が変わると表情も明るくなって、ご家族まで元気になったというお話をいただくこともあります。
皆さんの笑顔が増えていく瞬間に立ち会えることが、この仕事をしていて一番嬉しいことです。
皆さんに共通しているのは、無理に頑張って変わったのではなく、気持ちが軽くなった結果として行動が変わったということです。
断れるようになることは、わがままになることではありません。
それは、自分の気持ちを、相手の気持ちと同じくらい大切に扱うということです。
「本当はどうしたいか」を、誰かに決めてもらうのではなく、自分で選べるようになること。
それができるようになると、人間関係そのものが、もっと軽やかなものに変わっていきます。
あなたが本当に大切にしたい人との時間も、きっと今より豊かなものになっていくはずです。
それは、あなた自身の人生を、あなたの手に取り戻すということでもあります。
今日からできる、小さな一歩
まずは、頼まれごとに対してすぐに返事をしないこと。
「ちょっと予定を確認しますね」のひとことを、自分に許してあげてください。
その数秒の間があるだけで、心に少し余裕が生まれます。
そのために、まずは自分の気持ちを後回しにしない練習を、少しずつ重ねていくことが大切です。
「本当はどう思っているか」を、自分自身に聞いてあげる時間を、一日の中に少しだけ作ってみてください。
断ることは、相手を嫌いになることでも、関係を壊すことでもありません。
頼まれごとを断ったとしても、あなたを大切に思ってくれる人との関係が、簡単に壊れることはありません。
むしろ、自分の気持ちを大切にできる人ほど、周りの人からも大切にされていくものです。
とはいえ、長い間しみついた潜在意識のルールを、一人だけの力で変えていくのは、実はとても根気のいることです。
「分かってはいるのに、繰り返してしまう」というのは、意志が弱いからではなく、その仕組みが深いところにあるからなんですね。
プチ体験セッションでは、まず今のあなたが感じている苦しさを、じっくりお聞きすることから始まります。
「なぜ断れないのか」「その奥にどんな思い込みがあるのか」を、一緒に紐解いていきます。
潜在意識の視点から、今の状況とその原因を整理していくことで、これまで見えていなかった気持ちに気づくこともあります。
あなたが一人で抱えてきたものを、一緒に見つめていくことができます。
一人で抱え込んでいた気持ちを、誰かと一緒に整理するだけでも、心はふっと軽くなるものです。
もしあなたが、「もう頼まれごとに振り回される毎日を変えたい」と感じているなら、まずはプチ体験セッションで、悩みの原因と今の状況を一緒に整理することができます。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です。
今日という日を、少しでも心地よく過ごせますように。
あなたのやさしさは、これからもきっと、あなた自身を幸せにしていく力になります。
あなたの中にある「本当はこうしたい」という気持ちを、一緒に見つけていきましょう。