「大丈夫」と言い続けてしまうあなたへ ― 本音にふたをしてしまう心の仕組みと、ひとりで頑張らなくていい理由
「大丈夫」が、くちから出てしまうとき
本当はしんどいのに、
つい「大丈夫です」と言ってしまう。
疲れているときも、
心が落ち込んでいるときも、
気づくと笑顔を作っている。
そんな自分に、
心当たりはありませんか。
誰かに「どうしたの」と聞かれても、
「ううん、なんでもない」と答えてしまう。
本当の気持ちと、
口から出る言葉のあいだに、
いつも少しだけ距離がある。
その距離に、
うっすらと疲れを感じている方は、
意外と多いのです。
職場で無理を頼まれたときも、
「大丈夫です、やります」と答えてしまう。
本当は予定がいっぱいで、
心の中では、
「今日はもう無理かもしれない」
と思っているのに。
家族や親しい人の前でも、
同じことが起こります。
心配をかけたくなくて、
しんどいときほど、
元気なふりをしてしまう。
友人に「最近どう?」と聞かれても、
「変わりないよ、元気元気」と、
いつもの笑顔で返してしまう。
本当は、
誰かに話を聞いてほしかったのかもしれません。
SNSで誰かの楽しそうな投稿を見て、
少し寂しくなった日も、
「自分も元気にしなきゃ」と、
明るい言葉だけを選んでしまう。
仕事の電話を終えたあとも、
「今の対応、大丈夫だったかな」と気にしながら、
表では平気な顔をしている。
そうした小さな場面が、
一日の中にいくつも重なっていくのです。
そうして、
いつの間にか、
自分の本当の気持ちが、
どこにあるのか分からなくなってしまうのです。
夜、
一人になったときだけ、
どっと疲れが出てくる。
休みの日になって、
ようやく肩の力が抜ける。
そんな一週間を、
繰り返している方も多いのではないでしょうか。
それは、弱いからではありません
まず、
はっきりお伝えしたいことがあります。
「大丈夫」が口ぐせになってしまうのは、
あなたが弱いからではありません。
むしろ、
周りの空気をよく感じ取れる、
人の気持ちに敏感な方だからこそ、
そうなってしまうのです。
「こんなことを言ったら、
相手の気分を悪くするかもしれない」
「自分の弱さを見せたら、
迷惑をかけてしまうかもしれない」
そうした気配りが、
いつのまにか自分の気持ちを後回しにする癖に、
変わってしまっただけなのです。
これは、
性格の欠点ではありません。
長い間、
周りを気にかけながら生きてきた、
その積み重ねの結果なのです。
人の表情の変化に、
すぐ気づけること。
空気が少し重くなった瞬間に、
察知できること。
それは、
誰にでもできることではありません。
むしろ、
人の気持ちに気づける力があるからこそ、
自分の気持ちにも、
同じくらい気づいてあげてほしいのです。
ですから、
「大丈夫」と言ってしまう自分を、
どうか責めないであげてください。
あなたは、
悪いことをしているわけではないのです。
もしあなたが、
これまで誰かのために、
自分の気持ちを後回しにしてきたのなら、
それは紛れもなく、
優しさから生まれた行動です。
ただ、
その優しさを、
これからは少しだけ、
自分自身にも分けてあげてほしいのです。
なぜ、気持ちにふたをしてしまうのか
では、
どうしてこのような癖がついてしまうのでしょうか。
多くの場合、
その始まりは、
幼い頃の小さな経験にあります。
たとえば、
小さい頃に泣いたりぐずったりしたとき、
周りの大人が困った顔をした。
あるいは、
「そんなことで泣かないの」
「もっと強くなりなさい」
と言われた経験がある。
反対に、
静かにしていると、
「いい子だね」とほめられた、
という経験がある方もいます。
そういったことが、
一度や二度ではなく、
積み重なっていくことがあります。
すると、
潜在意識は、
とてもシンプルな結論を出します。
「気持ちを出すと、
周りが困る。
だから、
気持ちは出さないほうが安全だ」
これは、
子どもなりの、
とても健気な工夫でもあります。
周りに迷惑をかけないように、
嫌われないように、
自分の気持ちを隠すことを覚えたのです。
これは、
悲しみや痛みだけの話ではありません。
「これがしたい」
「それは嫌だ」
という、
自分の本当の希望や意見まで、
同じように抑えてしまうことがあります。
ただ、
その工夫が、
大人になった今も、
そのまま続いてしまっていることがあります。
もう周りに合わせて、
気持ちを隠さなくても大丈夫な場面でも、
反射的に「大丈夫」と言ってしまう。
それは、
いちいち考えて選んでいるのではなく、
ほとんど反射のように、
自動で出てしまう言葉になっているのです。
こうした思い込みは、
特別な家庭だけに起こることではありません。
「いい子」「頑張り屋」と言われてきた方ほど、
同じような経験を重ねていることが多いのです。
これは、
インナーチャイルドと呼ばれる、
幼い頃の自分の思い込みが、
今のあなたに影響を与えているからなのです。
言葉だけでは、なかなか変わらない理由
「もっと自分の気持ちを出していいんだよ」
そう頭で分かっていても、
なかなか変わらないと感じたことはありませんか。
それは、
あなたの努力が足りないからではありません。
この思い込みは、
意識の深いところ、
潜在意識の中に根を張っています。
頭で「大丈夫、出していいんだ」と考えることは、
意識の表面だけの作業です。
ところが、
幼い頃にできた思い込みは、
もっと奥深くに刻まれています。
だから、
表面だけで前向きに考えようとしても、
奥の思い込みがそのままだと、
またすぐに元の癖に戻ってしまうのです。
これは、
決してあなたの気合いや根性が足りないという話ではありません。
ふたをしてきた気持ちや、
傷ついたままのインナーチャイルドに、
ちゃんと目を向けてあげる必要があるというだけなのです。
私自身も、
以前は自分の気持ちを出さずに押し込めて、
我慢していた時期がありました。
ですから、
その苦しさや、
ひとりで頑張り続けるつらさは、
よく分かります。
ふだんの生活の中で、
少しだけできることもあります。
まず、
「大丈夫」と言いそうになったとき、
一度だけ、
言葉を止めてみてください。
次に、
体のどこかに力が入っていないか、
感じてみてください。
肩が重い、
お腹がざわざわする、
息が浅くなっている。
そうした小さな感覚が、
本当の気持ちのサインになっていることがあります。
そのうえで、
「本当は、どう感じているかな」
と、
自分にだけ聞いてみること。
答えを誰かに伝える必要はありません。
気づくことだけで、
十分な一歩になります。
もし、
その場では気づけなかったとしても、
それも自分を責める理由にはなりません。
あとから、
「さっきは本当はしんどかったんだな」
と気づけただけでも、
十分な一歩です。
ただ、
長年かけて作られた思い込みは、
気づくだけでは、
すぐには変わらないこともあります。
それでも大丈夫です。
少しずつ気づく回数を増やしていくことが、
次の変化へのはじまりになります。
気持ちが変わると、行動が変わります
ここで、
私が長年この仕事をしてきて、
いちばん強く感じていることをお伝えします。
それは、
「気持ちが変わると、行動が変わる」
ということです。
気持ちの奥にある思い込みが変わると、
人は自然に、
今までできなかったことができるようになります。
「断りたいのに断れない」
「言いたいのに言えない」
という状態は、
意志の力だけで変えるのは難しいものです。
けれど、
奥にある思い込みがゆるむと、
不思議なくらい自然に、
行動そのものが変わっていきます。
たとえば、
家族の集まりで、
「本当は行きたくないな」と思いながらも、
いつも無理をして顔を出していた方が、
自分の気持ちを優先して、
休むことを選べるようになる。
そんな小さな変化が、
積み重なっていきます。
実際に、
セッションを受けられた方からは、
こんな声をいただいています。
「やりたいことができるようになった」
「自分の気持ちを大切にして、
嫌なことを断れるようになった」
「自分責めがなくなると、
こんなに毎日が楽しいのですね」
「こんなに心も体も軽やかで、
スッキリするんですね」
家族まで明るく優しく元気になった、
という声もいただいています。
気持ちが軽くなると、
顔の表情まで変わっていきます。
無理をして笑っていた顔から、
自然な笑顔に変わっていくのです。
笑顔が増えていく方を見られることが、
この仕事をしていて、
本当に嬉しいことなのです。
誰かに合わせるための「大丈夫」ではなく、
自分の心から出てくる「大丈夫」。
そんな言葉を、
あなたにも使ってほしいと思っています。
まずは、ひとりで抱えなくて大丈夫です
私がご提供しているのは、
「ミラクルセッション」という、
独自のセッションです。
これは、
私自身の経験や、
心理の視点、
その場でのひらめきのアドバイスを、
ヒプノセラピーと組み合わせた、
ここだけのセッションです。
「大丈夫」と言い続けてしまう癖は、
一人で気づいて、
一人で頑張って変えようとすると、
思った以上に時間がかかります。
それは、
先ほどお伝えしたとおり、
思い込みが潜在意識の深いところにあるからです。
本やインターネットの情報を読んで、
一人で向き合おうとした方もいるかもしれません。
それでも、
なかなか変わらなかったとしたら、
それはあなたのやり方が悪いのではなく、
一人で深いところまで辿り着くのが難しいからなのです。
まずは、
プチ体験セッションで、
悩みの原因と、
今の状況を一緒に整理することができます。
プチ体験セッションの時間は、
あなたの話をじっくりお伺いしながら、
今の気持ちと、
その奥にある思い込みを、
一緒に見つけていく時間です。
無理に気持ちを引き出そうとすることはありません。
あなたのペースで、
少しずつ進めていきます。
「どうして自分がこうなってしまうのか」が分かるだけでも、
心はずいぶん軽くなるものです。
あなたは、
これまで十分すぎるほど、
周りのことを考えてきました。
そろそろ、
自分の気持ちにも、
目を向けてあげてください。
一歩を踏み出すのに、
特別な決心は必要ありません。
少し気になったら、
それだけで十分なきっかけになります。
一人で頑張り続けなくて、
大丈夫です。
その気持ちを、
一緒に整理していきましょう。