終わった人間関係を、何度も思い出してしまうあなたへ ― 気持ちを引きずる心の仕組みと、安心して手放していくために
あなたは今、とっくに終わったはずの人間関係を、ふと思い出して苦しくなることはありませんか?
久しぶりに静かな時間ができたとき。
布団に入って、電気を消したあと。
洗い物をしながら、ぼんやりしているとき。
何年も前に言われた一言が、急によみがえる。
疎遠になった友人の顔が、なぜか浮かぶ。
昔の職場の、あの人の表情が離れない。
そして頭の中で、そのときの場面をもう一度やり直してしまいます。
「あのとき、こう返せばよかった」
「どうして何も言えなかったんだろう」
もう会うこともない相手なのに、胸のあたりがざわざわして、しばらく落ち着かない。
そんな自分に気づいて、「いつまで引きずっているんだろう」とため息が出る。
もし心当たりがあるなら、まず知っていてほしいことがあります。
それは、あなたの心が弱いからでも、気持ちの切りかえが下手だからでもない、ということです。
終わったはずなのに、なぜ浮かぶ?
人間関係が「終わる」というのは、多くの場合、連絡をとらなくなるとか、顔を合わせなくなるといった、目に見える形の話です。
でも、心の中のことは、また別なんですよね。
たとえば、こんな場面を思い浮かべてみてください。
強い口調で何かを言われて、その場では笑ってやり過ごした。
本当は傷ついていたのに、「気にしてないよ」という顔をした。
言い返したい気持ちがあったけれど、波風を立てたくなくて飲み込んだ。
そのとき、あなたの中で起きた「悲しい」「悔しい」「腹が立つ」といった気持ちは、どこへ行ったのでしょうか。
その場では出せなかった気持ちは、消えてなくなるわけではありません。
心の奥に、そっとしまわれたままになることが多いんです。
関係が終わっても、しまわれた気持ちは、そのまま残っています。
だから、ふとしたきっかけで顔を出します。
それは、あなたの心が「まだ、ここに気持ちがありますよ」と知らせてくれているサインかもしれません。
潜在意識は「終わっていないこと」を覚えている
私たちの心には、普段意識している部分と、自分では気づいていない奥の部分があります。
この奥の部分を、潜在意識と呼びます。
潜在意識は、とても正直です。
そして、少し不器用なところがあります。
というのも、感じきれなかった気持ちや、言えなかった言葉を、「まだ終わっていないこと」として持ち続ける性質があるからです。
頭では「もう済んだこと」と分かっています。
「考えても仕方ない」とも思っています。
それでも、潜在意識の側では、まだ続きがあるままなんです。
例えるなら、書きかけの手紙が、引き出しの奥に入ったままになっているような状態です。
最後まで書いて封をしない限り、ときどき引き出しが開いて、顔をのぞかせます。
だから、「もう考えないようにしよう」と頑張っても、うまくいきません。
蓋をすればするほど、弱った頃を狙ったように、ふっと浮かんでくることもあります。
思い出してしまうのは、意志が弱いからではなく、心の仕組みとして自然なことなんですよ。
幼い頃の思い込みが関わっていることもあります
もう一つ、知っておいてほしいことがあります。
同じ出来事があっても、すぐに気持ちが整理できる人と、いつまでも心に残る人がいます。
その違いには、幼い頃に身につけた思い込みが関わっていることがあります。
例えば、子どもの頃に、こんな経験はなかったでしょうか。
気持ちを言ったら、嫌な顔をされた。
泣いたら、「泣かないの」と言われた。
怒ったら、「そんなこと言うものじゃない」と叱られた。
子どもは、そうやって「この気持ちは出さないほうが安全なんだ」と、無意識のうちに学んでいきます。
これは、自分を守るための、とても大切な知恵でした。
あなたはそのとき、必死に周りに合わせて、居場所を守ろうとしたのかもしれません。
ただ、その知恵は大人になっても、自動的に働き続けます。
誰かに傷つくことを言われたとき、「ここで気持ちを出したら、関係が壊れるかもしれない」と、一瞬で飲み込んでしまう。
こうして、出せなかった気持ちが積み重なっていくのです。
なお、これは必ず幼い頃に原因がある、という話ではありません。
人によって背景はさまざまです。
ただ、もし思い当たることがあれば、「あなたにはあなたなりの理由があった」と受け止めてあげてほしいと思います。
一人で言葉を唱えても、変わりにくい理由
「もう過去のことだから」
「あの人のことは忘れよう」
「前を向いていこう」
そんなふうに、自分に言い聞かせたことはありませんか。
もちろん、こうした言葉は悪いものではありません。
気持ちを切りかえるきっかけになることもあります。
でも、それだけでは、なかなか変わらないと感じている方も多いのではないでしょうか。
理由は、言い聞かせているのが「頭」の部分だからです。
頭では「忘れよう」と思っていても、潜在意識の奥には、まだ出せなかった気持ちが残っています。
上から言葉を重ねても、根っこの部分は動かないままなんですね。
むしろ、「忘れられない自分はダメだ」という新しい自分責めが加わって、余計に苦しくなることもあります。
ここで大切なのは、気持ちを消そうとするのではなく、「そう感じていたんだね」と、まず受け止めてあげることです。
そして、自分一人では受け止めきれないほど、気持ちが奥にしまわれていることもあります。
それは、あなたの努力が足りないからではありません。
長い時間をかけて、しっかりしまい込んできた分だけ、一人で取り出すのは難しいだけなんです。
今日からできる、小さな一歩
ここで、今日から自分でできる小さなことを一つお伝えしますね。
過去の人間関係が浮かんだとき、追い払おうとしないで、こう声をかけてみてください。
「まだ、気持ちが残っていたんだね」
これだけで十分です。
「どうして今さら」と責めるのではなく。
「もう忘れなきゃ」と急かすのでもなく。
ただ、残っていた気持ちを、そっと認めてあげます。
もう少し余裕があるときは、こんなことも試してみてください。
紙に、そのとき言えなかった言葉を、そのまま書き出してみます。
上手にまとめる必要はありません。
「本当は悲しかった」「あのとき、嫌だった」と、箇条書きでかまいません。
書き終えたら、その紙は誰にも見せなくて大丈夫です。
破って捨てても、しまっておいても構いません。
出せなかった気持ちが、ほんの少し外に出るだけでも、心は静かになることがあります。
人に見せない場所で、安心して気持ちを出す。
これが、気持ちを手放していく第一歩になるんですよ。
気持ちが変わると、行動が変わっていく
私がこの仕事をしていて、いちばん嬉しいのは、気持ちが軽くなった方の行動が、少しずつ変わっていくことです。
セッションを受けた方から、こんな声をいただいています。
「こんなに心も体も軽やかで、スッキリするんですね」
「過去の人間関係を手放せてすっきりしました。今は新しい人との出会いも、面倒くさいと感じなくなりました」
過去の人間関係が心の中で整理されると、新しい出会いにも、自然に心が開いていきます。
前は「どうせまた傷つくかも」と身構えていた場面でも、少し肩の力を抜いて、人と会えるようになる。
これは、頑張って前向きに考えた結果ではありません。
心の奥の気持ちが落ち着いたから、自然とそうなっていくんです。
私は、生きている限り、「楽しい」と感じながら過ごすことがいちばん大切だと思っています。
過去の誰かの顔が浮かんで、夜に心がざわざわする毎日より、「今日も楽しかった」と一日を終えられるほうが、ずっといい。
そしてもう一つ。
自分でも気づかないうちに眠らせている「やりたい」「言いたい」という気持ちが、あなたの中にはきっとあります。
過去の気持ちが軽くなると、その気持ちが顔を出しやすくなります。
ミラクルセッションだからできること
私がご提供しているミラクルセッションは、私自身の経験と、ある教えの考え方、その場でのひらめきアドバイスを、ヒプノセラピー(催眠療法)と融合させた、独自のセッションです。
「ヒプノセラピーをやっている人なら誰でもいい」というものではなく、「これでないとダメなんだ」と思っていただけるように、そういう意味を込めた名前です。
本を読んだり、動画を見たりして、「なるほど」と思うことはありますよね。
でも、そこで終わってしまって、「じゃあ、私の場合はどうなの?」という、いちばん大事なところまでは落とし込めない。
だから、頭では分かっても、現実が動かないことがあります。
マンツーマンで向き合うと、「一般的にはこうです」ではなく、「あなたの場合は、こうですね」というところまで、一緒に降りていくことができます。
そしてもう一つ。
思い込みや、しまい込まれた気持ちは、表面ではなく、根っこにあります。
だから、考え方を上から塗り替えようとしても、また元に戻ってしまうんです。
ミラクルセッションでは、その根っこの部分、潜在意識の奥から、少しずつ解放していきます。
この二つがそろっているから、受けた方がどんどん変わっていかれるのだと思っています。
もし、「過去の人間関係を、何度も思い出してしまう」「自分では整理しきれない」と感じているなら、まずはプチ体験セッションで、悩みの原因と今の状況を一緒に整理できます。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です。
あなたの心に残っている気持ちが、そっと軽くなって、「今日も楽しかった」と眠れる夜が増えていきますように。
今夜、あなたはどんな気持ちで一日を終えたいですか?