頼まれる前に動いてしまうあなたへ ― 先回りが止まらない心の仕組みと、自分の「やりたい」を取り戻すヒント
あなたは今、誰にも頼まれていないのに、気づけば先に動いてしまっていませんか?
食事の席で、空いたグラスや取り皿にいち早く気づく。
職場で、誰かが困った顔をする前に「やっておきますね」と手を出している。
家族や友人の機嫌が少しでも曇ると、原因を探して、なんとかしようとしている。
まわりからは「気がきくね」「助かるよ」と言われます。
それなのに、家に帰ると、どっと力が抜けてしまう。
ふと「私はいつまでこれを続けるんだろう」と思うことがある。
もし、少しでも心当たりがあるなら、この先を読んでみてください。
先回りは、やさしさだけではない
人のために動けることは、すばらしい力です。
まず、そこはお伝えしたいんです。
ただ、その動きがあなたの意思というより「止められないクセ」になっているとしたら、少し話が変わってきます。
たとえば、こんな感覚はありませんか。
- 何もしないで座っていると、そわそわして落ち着かない
- 自分だけ動いていないと、悪いことをしている気がする
- 手伝わなかったときに、あとから何度も思い返してしまう
- 「ありがとう」と言われないと、不安になる
これは、あなたの性格が悪いからでも、気が弱いからでもありません。
心の仕組みとして、ごく自然に起きていることなんですよ。
だから、まずは「こんなふうに動いてしまう自分」を責めないでください。
なぜ、先に動かずにいられないのか
私たちの行動の多くは、潜在意識が決めています。
潜在意識は、幼い頃から積み重ねた経験をもとに「こうすれば安全」「こうすれば喜ばれる」という答えを、静かに覚えていく場所です。
たとえば、子どもの頃を思い出してみてください。
親が疲れた顔をしているときに、お手伝いをしたら笑ってくれた。
先生に「しっかりしているね」とほめられた。
家の空気がぴりぴりしているときに、おどけてみせたら場がやわらいだ。
そのとき、幼い心は、こう受け取ります。
「先に動けば、みんなが喜ぶ」「先に動けば、嫌な空気にならない」
この記憶はとても強く残ります。
そして大人になった今も、同じ場面が来るたびに、考えるより先に体が動いてしまうんです。
つまり、先回りは「今のあなたが選んでいること」ではなく、「小さかったあなたが身につけた、安心するための方法」なんですよね。
ここに、インナーチャイルド(心の中にいる幼い自分)が深く関わっています。
幼い頃の「喜んでもらえた」「ほっとした」という感覚が、満たされないまま、あるいは握りしめたまま残っていると、大人の私たちは何度もその場面を再現しようとします。
そのクセは、あなたを守ってくれていた味方でもあったんです。
気づかないうちに、後回しにしているもの
先回りが続くと、静かにこぼれていくものがあります。
それは、あなた自身の「やりたい」や「言いたい」です。
誰かのために動いている間は、自分の気持ちを見る時間がありません。
「本当はこうしたい」と思っても、「でも今は、あの人を優先しなきゃ」と上書きしてしまう。
それが毎日のように続くと、自分の「やりたい」がだんだん聞こえなくなっていきます。
休みの日に「何がしたい?」と聞かれて、答えが出てこない。
そんな経験はありませんか。
それは、あなたに「やりたい」がないのではありません。
長いあいだ眠ったままになっているだけなんです。
私にも、人に合わせすぎていた時期がありました。
自分の気持ちを出さずに押し込めてしまう苦しさは、少し分かるつもりです。
だから、あなたのことを「直さなきゃいけない人」だとは、まったく思っていません。
今日から自分でできる、小さな練習
ここからは、今日からひとりでできることをお伝えしますね。
難しいことはありません。
動く前に、心の中でひと言だけ聞く
誰かのために動こうとした瞬間に、次の質問を心の中でつぶやいてみてください。
「今、私はどうしたい?」
これだけです。
答えが出なくても大丈夫です。
動いてもいいし、動かなくてもいい。
大事なのは、「動く前に自分に聞いてあげた」という事実なんです。
何度も繰り返していくうちに、潜在意識は少しずつ学んでいきます。
「先に動かなくても、安全なんだ」「自分の気持ちを聞いても、大丈夫なんだ」と。
もう一つ、おすすめがあります。
一日の終わりに、自分へねぎらいの言葉をかける
寝る前に、胸に手を当てて、こう言ってあげてください。
「今日もよくやってるね」
「いつもよくやってるね」
「大好きだよ」
人には自然に言えるのに、自分にはなかなか言えない言葉かもしれません。
照れくさくても、声に出さなくても、心の中でいいんです。
続けていくと、安心できる場所が自分の中に育っていきます。
言葉を唱えるだけでは、変わりにくい理由
ここまで読んで、「やってみよう」と思ってくださったなら、とてもうれしいです。
そのうえで、正直にお伝えしたいことがあります。
ひとりで言葉を唱えたり、考え方を変えようとがんばったりするだけでは、なかなか変わらないことがあるんです。
なぜなら、先回りのクセは、頭で考えて決めているものではないからです。
頭では「もう無理に動かなくていい」と分かっていても、場面が来ると体が先に動いてしまう。
これは、意思が弱いのではなく、根っこが潜在意識にあるからなんですよね。
心の中のインナーチャイルドが傷ついたまま、安心できていない状態だと、いくら「前向きに考えよう」としても、また元に戻ってしまいます。
上から考え方を塗り替えようとしても、根っこはそのままだからです。
だから「がんばって変わろう」とするより、根っこにある思い込みをやさしくほどいていくほうが、ずっと自然に変わっていけるんです。
気持ちが変わると、行動が変わる
私が、この仕事をしていて何よりうれしいのは、気持ちが軽くなった方の行動が、実際に変わっていくことです。
セッションを受けた方から、たくさんの声をいただきます。
「自分の気持ちを大切にして、嫌なことを断れるようになりました」
そう話してくださった方の表情は、ほんとうに明るくなります。
もう一つ、こんな声もあります。
「家族も仕事も自分の体調も、まわりの環境は何も変わっていないのに、こんなに心が軽くなりました。
今までは環境がこうだから自分は幸せになれないと思っていたけれど、自分の気分がそうさせていたんだ、と気づきました」
環境が変わったのではなく、内側の気持ちが変わっただけで、毎日の見え方が変わる。
そんなことが、ほんとうに起こるんですよね。
私がいちばん大切にしているのは、「楽しい」と感じながら生きることです。
誰かの顔色を見ながら先回りして動く毎日より、「今日も楽しかった」と一日を終えられる毎日のほうが、ずっといいと思うんです。
あなたの中には、まだ使っていない「やりたい」や「言いたい」が、きっと眠っています。
それを掘り起こして、あなた自身が叶えていけるようになってほしい。
それが、私の願いです。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です
私がご提供しているミラクルセッションは、私自身の経験と、斎藤一人さんの教え、その場でのひらめきアドバイスを、ヒプノセラピー(催眠療法)と融合させた、独自のセッションです。
本を読んだり、動画を見たりすると、「なるほど」と思いますよね。
でも、そこで終わってしまって、「じゃあ、私の場合はどうなの?」という大事なところに降りていけないことが、よくあります。
だから、頭では分かっても、現実がなかなか動かないんです。
ミラクルセッションは、マンツーマンです。
「一般的にはこうです」ではなく、「あなたの場合は、こうですね」というところまで、一緒に降りていくことができます。
そしてもう一つ。
思い込みや心のブロックは、表面ではなく、潜在意識の奥の根っこにあります。
だから、根っこの部分から、やさしく解放していくんです。
この二つがそろっているので、受けてくださった方が、どんどん変わっていかれるんだと思います。
もし今、「先回りしてしまう自分を、少しだけ楽にしてあげたい」と感じていたら、まずはプチ体験セッションで、悩みの原因と今の状況を一緒に整理できます。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です。
今日、あなたが自分に聞いてあげたい言葉は、どんな言葉ですか?