誰かの笑い声が「私のこと?」に聞こえてしまうのはなぜ? ― 悪く受け取ってしまう心の仕組みと、安心して過ごせるようになるために
あなたは今、少し離れたところで誰かが笑っているだけで、「もしかして私のこと?」と気になってしまうことはありませんか?
笑い声が気になる、その場面
職場の休憩室に入った瞬間、話し声がぴたっと止まった。
電車で近くに立っていた人たちが、こちらを見て笑った気がした。
同じ部屋で誰かがくすっと笑うと、自分の服装や話し方のことかな、と気になってしまう。
そのあと頭の中で、「さっきの発言が変だったかな」「何か失敗したかな」と、ひとりで振り返りはじめる。
あとから落ち着いて考えれば、ただの世間話だったのかもしれない。
それでも、その場では胸がきゅっとなって、顔がこわばってしまう。
そして「こんなことを気にする自分が嫌だな」と、さらに気持ちが沈んでしまう。
特に、体調がすぐれない日や、自分に自信が持てないときほど、その気持ちは強くなりやすいものです。
心に余裕がないと、周りの音がすべて自分に向かってくるように感じてしまうんですね。
そんなとき、「また気にしてる」と自分にがっかりしてしまうかもしれません。
でも、それだけあなたが、人とのつながりを大切に思っているということでもあるんです。
もしあなたに思い当たることがあるなら、まずお伝えしたいことがあります。
その反応は、決して珍しいものではないんです。
同じように、人の笑い声や小さな話し声にどきっとしている方は、たくさんいらっしゃいます。
あなたが悪いのではありません
笑い声が気になってしまうのは、あなたの性格が暗いからでも、考えすぎる弱い人だからでもありません。
むしろ、周りの空気や人の気持ちを、敏感に感じ取れるやさしい心をお持ちだということでもあります。
ただ、その敏感さが「悪い方向」にだけ働いてしまうと、本来は関係のない出来事まで、自分に向けられたもののように感じてしまうんですよ。
「気にしないようにしよう」と思っても、気にしないでいられない。
それは、意志が弱いからではありません。
頭で考えている部分よりも、ずっと深いところで反応が起きているからなんです。
考えてみてください。
友だちが同じ場面で縮こまっていたら、あなたはきっと「気にしすぎだよ」とは言わず、「それはびっくりしたよね」と寄り添うのではないでしょうか。
あなた自身にも、その同じやさしさを向けていいんですよ。
あなたの反応には、ちゃんと理由があります。
その理由を知るだけでも、心は少し安心するものです。
だから、気にしてしまう自分を責めなくて大丈夫です。
責めれば責めるほど、心はよけいに身構えて、小さな物音にも敏感になってしまいます。
心が見張り役になる仕組み
人の心には、自分を守ろうとする働きがあります。
その働きを担っているのが、潜在意識です。
潜在意識は、過去に「痛かった」「つらかった」と感じた出来事を覚えていて、同じことが起きないように、いつも周りを見張っています。
たとえば、幼い頃のこんな出来事が、きっかけになっていることがあります。
友だちに笑われて、恥ずかしい思いをした。
身近な人にからかわれて、悲しくなった。
大人の何気ない一言で、自分はおかしいのかなと感じた。
こうした出来事で傷ついた気持ちが、インナーチャイルドとして心の奥に残ったままになることがあります。
すると潜在意識は、「笑い声は、自分が笑われる合図」と結びつけて覚えてしまうんです。
大人になった今は、周りの笑い声のほとんどが、あなたとは関係のない話かもしれません。
それでも見張り役の心は、昔の「危ない!」の合図を、そのまま鳴らしてしまいます。
料理の湯気にまで反応してしまう火災報知器のようなものかもしれません。
悪気があるわけではなく、あなたを守ろうとして、ずっとがんばってくれているんですよ。
それは、あなたの心が弱いからではなく、一生懸命に守ろうとしてきた証なんです。
言葉を唱えるだけでは、変わりにくい理由
「気にしない、気にしない」「私は大丈夫」と、自分に言い聞かせてみた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、それだけでは楽にならなかった、ということも多いのではないでしょうか。
それは、言葉が間違っているからではありません。
言い聞かせているのは、頭で考える部分です。
けれど「笑い声がこわい」という反応の根っこは、もっと奥の、潜在意識のところにあります。
たとえば、一度転んだことのある道は、頭では安全だと分かっていても、足が慎重になってしまうことがありますよね。
心も同じで、頭と奥の心は、別々のペースで動いているんです。
頭で「大丈夫」と唱えても、奥の心は「でも、本当に危ないかもしれない」と思ったままなんです。
そうすると、無理に前向きに考えようとするほど、心の中で綱引きが起きて、かえって苦しくなってしまいます。
「頑張って前向きに考えましょう」だけでは変わりにくいのは、そのためです。
傷ついたままの気持ちがそっとほどけて、奥の心が「もう大丈夫なんだ」と納得したとき、
はじめて、笑い声はただの笑い声として聞こえてくるようになります。
今日からできる、小さな一歩
今日からできる、小さなことをお伝えしますね。
笑い声が気になって胸がきゅっとなったら、まず、手をそっと胸に当ててみてください。
そして心の中で、「びっくりしたね。守ろうとしてくれたんだね」と声をかけてみます。
次に、「私のことかもしれないし、違うかもしれないな」と、決めつけずにつぶやいてみてください。
大事なのは、「違う」と無理に信じ込むことではありません。
ただ、「本当のところは、まだ分からない」と、間を置くことです。
その間があると、心は少しずつ、「もしかしたら関係ないのかも」と思えるようになっていきます。
もうひとつ、おすすめなのは、気になった場面を、あとで一つだけ書き出してみることです。
「あのとき、本当に私の名前は出ていたかな」と見直してみると、
思い込みだったと気づけることがあります。
それから、笑い声が聞こえたとき、「今、私は身構えているな」と気づくだけでも、十分な一歩です。
気づくことは、見張り役の心に「ちゃんと分かっているよ」と伝えることになります。
また、一日の終わりに、「笑い声が気になったけれど、何も起きなかった場面」を思い出してみるのもおすすめです。
実際には何も起きなかった、という経験を重ねると、奥の心が少しずつ「大丈夫かも」と学んでいきます。
焦らなくて大丈夫です。
小さな安心を、ゆっくり集めていきましょう。
うまくできなくても、いいんです。
気づけただけで、今日もよくやってるね。
気持ちが変わると、行動が変わる
私が一番大切にしているのは、気持ちが変わると、行動が変わるということです。
ミラクルセッションを受けてくださった方からは、たくさんの声が届いています。
「自分責めがなくなると、こんなに毎日が楽しいのですね」
「こんなに心も体も軽やかで、スッキリするんですね」
そんな声を聞くたびに、この仕事をやっていて本当によかったと思います。
人の目を気にして縮こまっていた毎日から、「やりたい」を口にして、動ける毎日へ。
気持ちが軽くなると、そんなふうに少しずつ変わっていくんです。
ミラクルセッションは、私自身の経験とその場でのひらめきを、ヒプノセラピー(催眠療法)と融合させた独自のセッションです。
本を読んだり動画を見たりすると、「なるほど」と思いますよね。
でもそこで終わってしまい、「じゃあ、私の場合はどうなの?
」という肝心なところが、なかなか落とし込めません。
頭では分かっても、現実が動かないのは、そのためです。
マンツーマンで向き合うと、「一般的にはこうです」ではなく、「あなたの場合はこうですね」というところまで、一緒に降りていけます。
もうひとつは、潜在意識の奥まで届くということです。
思い込みや心のブロックは、表面ではなく、根っこにあります。
だから、考え方を上から塗り替えようとしても、また元に戻ってしまうんです。
根っこの部分から、潜在意識から、そっと解放していきます。
この二つがそろっているから、受けた方が、どんどん変わっていかれるのだと思います。
まずはプチ体験セッションで、悩みの原因と今の状況を一緒に整理できます。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です。
笑い声に縮こまらず、「今日も楽しかった」と一日を終えられる毎日を、一緒に迎えてみませんか?