電話が鳴ると身構えてしまうのはなぜ? ― 出る前に胸がドキッとする心の仕組みと、安心して話せるようになるために
あなたは今、電話が鳴った瞬間に、胸がドキッとしていませんか?
画面に表示された名前を見て、すぐに出られない。
知らない番号だと、しばらく鳴りやむのを見つめてしまう。
出たあとも、声が少し高くなったり、頭の中が真っ白になったりする。
そんな自分に気づいて、「たかが電話なのに」と思ったことはありませんか?
もしそうなら、まず最初にお伝えしたいことがあります。
それは、あなたが悪いのではない、ということです。
電話が鳴った瞬間の、あの感じ
電話が鳴ったとき、体はこんなふうになることがあります。
胸がドキッとする。
息が浅くなる。
手のひらが少し冷たくなる。
出る前に、頭の中で「何を言われるんだろう」と考えはじめる。
出たあとも、相手の声のトーンに耳をすませてしまいます。
機嫌は悪くないかな。
何か失敗したのかな。
私が何か言い間違えたのかな。
電話を切ったあとに、ぐったりしてしまう方もいます。
話した時間は、ほんの数分だったのに。
反対に、メールや文字のやりとりなら平気なのに、声だけのやりとりになると急に苦しくなる、という方もいます。
人によって、場面はさまざまです。
でも、その奥にある心の動きは、とても似ているんですよ。
あなたが弱いわけではありません
電話が苦手だと、「社会人なのに情けない」「みんな普通にできているのに」と、自分を小さく見てしまいがちです。
でも、考えてみてください。
電話は、実はとても難しいやりとりです。
相手の顔が見えません。
表情や、しぐさや、場の空気といった手がかりがありません。
聞こえてくるのは声だけです。
しかも、思いがけないタイミングで、突然始まります。
何を言われるかも分からないまま、その場ですぐに答えを返さなければなりません。
心が身構えるのは、むしろ自然なことなんです。
「みんな平気そう」に見えても、本当のところは分かりません。
平気な顔をしているだけで、心の中で小さく息を整えている人も、たくさんいるかもしれません。
だから、まずは「身構えてしまう自分」を責めないでくださいね。
潜在意識が身構えている理由
私たちの心には、自分で気づいている「顕在意識」と、普段は気づかない「潜在意識」があります。
潜在意識は、幼い頃からの経験や、そのとき感じた気持ちを、静かに覚えています。
そして、「こういうときは、こうしておくと安全だよ」と、無意識のうちに私たちを守ろうとしてくれます。
たとえば、こんなことがあったとします。
子どもの頃、突然名前を呼ばれて、何のことか分からないまま答えられず、困ってしまった。
急に問い詰められて、うまく言葉が出なかった。
何か言われるときは、たいてい良くない話だった。
もちろん、はっきりした出来事として覚えていなくてもいいんです。
大人の表情を読みながら、「ちゃんと答えなきゃ」と小さな心でがんばっていた。
そういう積み重ねだけでも、潜在意識は十分に覚えています。
すると、大人になった今でも、「突然呼ばれる=備えなきゃ」という反応が、自動的に起こるようになります。
電話の着信音は、まさにその「突然呼ばれる」合図なんですよ。
つまり、胸がドキッとするのは、あなたの中の幼い心が「大丈夫かな、守らなきゃ」と、がんばってくれているサインなのかもしれません。
インナーチャイルドと呼ばれる、心の奥の小さな自分が、まだ緊張したまま待機している状態です。
そのままだと、頭では「ただの電話」と分かっていても、心と体が先に反応してしまいます。
一人で言葉を唱えるだけでは変わりにくいわけ
「落ち着いて、大丈夫、大丈夫」と、自分に言い聞かせてみたことはありませんか?
それでも、次に電話が鳴ると、やっぱり胸がドキッとしてしまう。
そして、「また同じだった」と、がっかりしてしまう。
それは、あなたの努力が足りないからではありません。
言葉を唱えるのは、表面の意識に向けて話しかけているようなものです。
身構えているのは、もっと奥の、潜在意識の部分です。
奥にある思い込みが残ったままだと、上から前向きな言葉を重ねても、時間がたつと元に戻ってしまいます。
それだけでなく、「こんなに言い聞かせているのに変われない」と、また自分を責めてしまうことさえあります。
本を読んだり、動画を見たりして、「なるほど、そういうことか」と頭で分かることは、とても大切です。
でも、「じゃあ私の場合は、何が原因で、どうなっているの?」というところは、一般的なお話の中だけでは見つかりにくいんです。
だから、頭では分かっているのに、現実の場面ではやっぱり動けない。
そんなふうになってしまうことが多いんですよ。
今日からできる小さな練習
それでも、日々の中で、少しだけ心をゆるめるためにできることがあります。
今日、電話が鳴ったら、出る前にひとつだけ試してみてください。
まず、ゆっくり息を吐きます。
吸うことよりも、吐くことを意識するのがコツです。
次に、心の中でこう声をかけます。
「大丈夫、ゆっくりでいいよ」
そして、すぐに出なくてもいいと、自分に許してあげてください。
出られなかったら、あとでかけ直しても大丈夫です。
「出なきゃ」と焦るほど、潜在意識は「やっぱり危ないんだ」と受け取ってしまいます。
反対に、「ゆっくりでいいよ」と伝えてもらえると、小さな心は少しずつ安心していきます。
もし、うまくできない日があっても、それで構いません。
できたことよりも、「声をかけようとした自分」を、ぜひ認めてあげてくださいね。
今日もよくやってるね。
いつもよくやってるね。
そんなふうに、自分に伝えてあげてください。
気持ちが変わると、行動が変わる
私がこの仕事をしていて、いちばん嬉しいのは、気持ちが軽くなった方の行動が、自然に変わっていくところです。
セッションを受けた方から、こんな声をいただいています。
「家族も仕事も自分の体調も、まわりの環境は何も変わっていないのに、こんなに心が軽くなりました。
今までは環境がこうだから自分は幸せになれないと思っていたけれど、自分の気分がそうさせていたんだ、と気づきました」
身構えるクセも、実は同じなんです。
電話そのものは変わらなくても、受け取る側の心の安心が育つと、見える景色が変わります。
やりたかったことに手が伸びる。
言いたかったことが、少しずつ言えるようになる。
「今日も楽しかったな」と思える日が、増えていく。
私は、あなたの中に静かに眠っている「やりたい」「言いたい」を、ぜひ掘り起こして叶えてほしいと思っています。
私がご提供しているミラクルセッションは、私自身の経験と、ある教え、その場でのひらめきをヒプノセラピー(催眠療法)と融合させた、独自のセッションです。
「ヒプノセラピーをしている人なら誰でも」ではなく、「これでないとダメなんだ」という思いを込めた名前です。
ミラクルセッションが、受けた方の変化につながる理由は、大きく二つあります。
ひとつめは、自分ごととして落とし込めること。
マンツーマンで向き合うので、「一般的にはこうです」ではなく、「あなたの場合はこうですね」というところまで、一緒に降りていけるんです。
ふたつめは、潜在意識の奥まで届くこと。
思い込みや心のつかえは、表面ではなく根っこにあります。
だから、考え方を上から塗り替えようとしても、戻ってしまいます。
根っこの部分から、潜在意識から、やさしく解放していきます。
この二つがそろっているから、受けた方がどんどん変わっていかれるんですよ。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です
電話が鳴るたびに、胸がドキッとする。
それは、ずっとあなたを守ろうとしてきた心の、一生懸命なサインです。
だから、無理に消そうとしなくていいんです。
「ありがとう、もう大丈夫だよ」と、安心させてあげられる日が、きっときます。
まずは、プチ体験セッションで、悩みの原因と今の状況を一緒に整理できます。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です。
あなたが、電話の音を聞いても穏やかに息ができる毎日を過ごせますように。
今日、電話が鳴ったとき、あなたの心はどんな言葉を待っているでしょうか?