「手伝って」が言えず、ひとりで抱え込んでしまうあなたへ ― 人に頼れない心の仕組みと、安心してお願いできるようになるために
あなたは今、「ちょっと手伝って」のひと言が、どうしても口から出てこないことはありませんか?
ひとりで抱え込んでしまう場面
たとえば、職場で仕事の量がどんどん増えていくとき。
本当は誰かに分けてもらいたいのに、「みんな自分のことで手一杯だろうな」と思って、そのまま持ち帰ってしまう。
たとえば、家のこと。
家族に「これ、やってくれる?」と言えば済むのに、言うくらいなら自分でやってしまったほうが早い、と動いてしまう。
たとえば、重い荷物を持っているとき。
近くに人がいても、「お願いします」とは言えず、ふらふらしながら運んでしまう。
たとえば、体調がすぐれない日。
本当は休みたいのに、「代わってほしい」と言い出せなくて、無理をして出かけてしまう。
周りからは「しっかりしている人」「頼りになる人」と見られているかもしれません。
でも、あなた自身の心の中は、少し違うのではないでしょうか。
「本当は、誰かに手伝ってほしい」
「でも、言い出すのが怖い」
そんな気持ちを、ひとり静かに抱えているのかもしれません。
頼れないのは、あなたのせいではありません
まず、いちばんお伝えしたいことがあります。
人に頼れないのは、あなたが弱いからでも、意地っ張りだからでも、わがままだからでもありません。
むしろ、相手のことを考えられるやさしい人ほど、「迷惑をかけたくない」と思って頼れなくなることが多いんですよ。
頼まないのは、相手を思いやっているから。
それなのに、頼めない自分を「ダメだな」と責めてしまう方も少なくありません。
でも、そう感じてしまうのは、とても自然なことなんです。
どうか、頼れない自分を責めないでくださいね。
私自身も、人に合わせすぎて、気持ちを押し込めてしまう時期がありました。
だから、言いたいことを飲み込んでしまう気持ちは、よく分かります。
あなたと同じ目線で、ゆっくりお話ししていきますね。
「頼る=迷惑」という思い込みの正体
では、なぜ頼ることがこんなにも難しく感じられるのでしょうか。
そのカギは、幼い頃に身につけた「思い込み」にあります。
私たちの心には、意識できる部分と、自分では気づいていない奥の部分があります。
この奥の部分を、潜在意識といいます。
潜在意識は、幼い頃に経験したことや、周りの大人から言われた言葉を、そのまま「世の中のルール」として覚えていきます。
たとえば、こんな経験はなかったでしょうか。
「人に迷惑をかけちゃだめよ」と、何度も言われた。
「自分のことは自分でやりなさい」と言われて育った。
甘えたら、嫌な顔をされた。
困っている親の姿を見て、「この人をこれ以上困らせてはいけない」と感じた。
頼ったのに、「そんなこともできないの?」と言われて、恥ずかしい思いをした。
もちろん、周りの大人に悪気があったわけではありません。
そのときの精一杯の関わり方だったのだと思います。
でも、子どもの心は、とても素直です。
それらの経験から、潜在意識は静かにこう覚えてしまうことがあります。
「頼ること=人に負担をかけること」
「頼ると、嫌われる」
「ひとりでできる子でいないと、受け入れてもらえない」
これが、心の傷ついたままのインナーチャイルドが抱えている、小さな怖さです。
大人になった今は、頭では「人に頼ってもいいんだよね」と分かっています。
それでも、いざお願いしようとすると、胸のあたりがきゅっとなって、言葉が出てこない。
それは、昔の小さなあなたが「言っちゃだめだよ」と、あなたを守ろうとしているからなんです。
あなたの心は、ずっとあなたを守ろうとしてきたんですね。
今日からできる、小さな練習
では、どうしたらいいのでしょうか。
ここで大切なのは、いきなり大きなお願いをしようとしないことです。
長いあいだ身についてきた思い込みは、急には変わりません。
小さな一歩から、心に「大丈夫だったよ」という経験を重ねていくのがいちばんです。
次の3つを、できるところから試してみてください。
1つめは、ごく小さなお願いから始めること。
「それ、ちょっと取ってもらえる?」
「ここ、押さえててもらえる?」
そのくらいの、断られても全く困らないお願いで十分です。
2つめは、お願いのあとに「ありがとう」を添えること。
謝るのではなく、感謝を伝えるんです。
「すみません」ではなく「助かったよ、ありがとう」。
そう言われた相手は、役に立てたことを嬉しく感じることが多いものです。
3つめは、お願いできた自分を、そっとほめること。
「今日もよくやってるね」
「言えたね、大好きだよ」
そんなふうに、心の中で自分に声をかけてあげてください。
小さな成功を重ねるたびに、潜在意識は少しずつ「頼っても大丈夫なんだ」と学んでいきます。
もし断られたとしても、それはあなたの価値が下がったわけではありません。
相手にも相手の都合があっただけのこと。
そう思えると、少し楽になりませんか?
言葉を唱えるだけでは変わりにくい理由
ここまで読んで、こう思われたかもしれません。
「『頼っても大丈夫』と、毎日自分に言い聞かせたらいいのかな?」
もちろん、それも悪いことではありません。
でも、実はそれだけでは、なかなか変わりにくいんです。
なぜなら、頭で唱える言葉は、意識の表面にしか届かないからです。
思い込みは、潜在意識の奥深く、いわば根っこの部分にあります。
表面で「大丈夫、大丈夫」と唱えても、奥にいる小さなあなたが「でも怖いよ」と思ったままだと、結局は元に戻ってしまいます。
「頑張って前向きに考えましょう」で変わらないのは、あなたの努力が足りないからではありません。
心の奥に、傷ついたままの気持ちが残っているからなんですよ。
また、本や動画で学ぶと「なるほど、そうなんだ」と納得できます。
でも、そこで終わってしまうことも多いですよね。
「じゃあ、私の場合はどうなの?」という、いちばん大事なところまでは、なかなか降りていけないからです。
頭では分かっているのに、現実が動かない。
その理由は、ここにあります。
気持ちが変わると、行動が変わる
私が、この仕事をしていていちばん嬉しいのは、気持ちが軽くなった方の行動が、自然と変わっていく姿を見るときです。
セッションを受けた方から、こんな声をいただいています。
「自分が把握していない思い込みがこんなにたくさんあって、相手はそんなに気にしていないのに、自分で勝手に自分を責めたりしていたんだな、と気づきました」
頼れない方の多くは、「相手に迷惑をかけているかも」と、ご自身の中で想像をふくらませています。
でも実際の相手は、そこまで気にしていないことがほとんどです。
それに気づけるだけで、心はずいぶん軽くなるんですよ。
また、こんな声も届いています。
「今までは自分をほめたり、体を休めたりということができていませんでした。
セッションのあとは自分を大切にすることができるようになって、自分自身に寄り添った行動ができるようになりました」
気持ちが変わると、行動が変わる。
行動が変わると、毎日が「楽しい」に変わっていく。
それが、私がいちばん大切にしていることです。
私がご提供しているミラクルセッションは、私自身の経験と、その場でのひらめきを、ヒプノセラピー(催眠療法)と融合させた独自のセッションです。
ミラクルセッションが、一般的な知識を学ぶだけでは届かないところまで変えていけるのには、理由があります。
ひとつは、「自分ごと」として落とし込めること。
マンツーマンで向き合うので、「一般的にはこうです」ではなく、「あなたの場合はこうですね」というところまで、一緒に降りていくことができます。
もうひとつは、潜在意識の奥まで届くこと。
思い込みは表面ではなく、根っこにあります。
考え方を上から塗り替えるのではなく、根っこの部分から解放していくので、元に戻りにくいのです。
この二つがそろっているから、受けてくださった方が、少しずつ変わっていかれるのだと思っています。
あなたの中にも、まだ眠っている「やりたい」「言いたい」があるはずです。
「手伝って」と言えたら、できるようになることがあるかもしれません。
まずはプチ体験セッションで、悩みの原因と今の状況を一緒に整理できます。
一人で頑張り続けなくて大丈夫です。
あなたが「今日も楽しかった」と一日を終えられる日が、そっと近づいていきますように。