傷つけたくなくて、言えない本音
「本当は嫌なんだけど」
そう思いながらも、相手に言えずに我慢してしまうことはありませんか?
例えば、友人から何かを頼まれたとき。
本当は気が進まないのに、
「断ったら相手が嫌な思いをするかもしれない」
「せっかく頼ってくれたのに、悪いな」
そう思って、つい「いいよ」と引き受けてしまう。
でも、心の中では、
「本当はやりたくなかったのに」
「どうして私ばかり」
そんな不満が少しずつたまっていくんですね。
ここで、ちょっと考えてみてください。
あなたは相手を傷つけないために、自分の本音を隠しているのかもしれません。
でも、相手はあなたが本当は嫌だったことを知りません。
むしろ、喜んで引き受けてくれたと思っているかもしれないんです。
だから、また同じように頼んでくる。
すると、あなたはますます我慢することになってしまいます。
実は、相手を傷つけないようにと本音を隠すことが、お互いを理解し合う機会をなくしていることもあるんです。
では、なぜ自分の気持ちを素直に伝えられないのでしょうか?
その背景には、
「自分の気持ちを言うと嫌われる」
「相手を優先しなければいけない」
といった、無意識の思い込みが隠れていることがあります。
頭では「嫌なことは嫌と言ってもいい」とわかっていても、いざその場になると言えない。
それは、長年身につけてきた心の癖が関係しているのかもしれません。
ヒプノセラピーでは、潜在意識に働きかけながら、そうした思い込みがどこから生まれたのかを見つめていきます。
自分がなぜ本音を言えなかったのか、その理由に気づくことで、少しずつ違う選択ができるようになっていくんです。
相手を思いやることは、とても大切です。
でも、相手を大切にすることと、自分の気持ちを犠牲にすることは違います。
まずは、無理なお願いをされたときに、すぐに「いいよ」と答えず、
「ちょっと考えてみるね」
と言ってみる。
そんな小さな一歩からでもいいんです。
相手の気持ちと同じように、自分の気持ちも大切にしてあげてくださいね。